福山 正人 ( FUKUYAMA  MASATO )       

 

 

 保護者のみなさま、お子様の英語の中学入学準備はなさっていますでしょうか。現行の中学校の英語の教科書、特に中学校一年生のそれは、これまでのものと較べては質。量ともにかなりのレベルアップがなされています。そして、この内容を学校の授業と自主学習だけで身に付けていくことのできる生徒はそれほど多くないのではなかろうかというのが私の率直な感想です。このように言うと、またまた塾が必要以上に危機感を煽って入塾を促しているのかと思われるかもしれません。しかしもともと私共の塾は、すべての児童・生徒に必ずしも塾での学習が必要であるとは考えておりません。その気のない子供が親に促されて塾に通うのは、時に逆効果をもたらすこともあります。そのあたりを十分吟味なさってくださいと面談でもお伝えしています。それでも今回はそのようなスタンスから若干はずれますが、あえて言います。

 

「英語は塾に行かせてあげてください!」

 

 それほど英語は今や「難敵」となっています。現在、おそらく日本中の中学生、とりわけ中学1年生がこの難敵と対峙、格闘していることと思います。残念ながら早々につまずいてしまったいう生徒がいる一方で、検定等を目標にいわゆる先取り学習をしている生徒の数も他教科よりも多いと思われます。その結果、できる生徒とできない生徒が二極化しつつあると考えられます。英語が苦手・得意なまま運よく高校受験を乗り切ったとしても、大学受験は非常に難しいことになるでしょう。

 

 上で、塾に行かせてあげてくださいと書きましたが、もううちの塾でなくても良いです。

信頼できる指導者の指導を、つまずく前にあおいでください。病気になってから治療するのではなくて、なる前に予防しましょう。なんて書くと、できないのは病気なのか、だめなことなのかとツッコミを入れられそうですが、苦しいという点では病気と変わらないと思います。できないから面白くない、そしてますますやらなくなるだけでなく、自分で自分の可能性を見限ってしまう。そんな生徒を一人でも無くしたいのです。

 一人でも多くの生徒のみなさんが、そんなに力まずフツウに勉強できるようになるというのが私の理想です。